今回は、大阪市住之江区でエアコン分解洗浄です!
こちらのエアコンは古く破損や動かなくリスクをご説明した上での作業となりました。
部品損傷のリスク
- 無理に分解すると、重要な部品が破損する可能性があります。特に基盤や配管、センサーなどは繊細で、破損すると修理費が高額になる場合があります。
冷媒に関しては、「R22」で廃止されているエアコンでした。
R22の特徴
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使用用途
- 家庭用および業務用エアコン、冷凍機、冷蔵設備などで広く使用されていました。
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性質
- 無色、無臭のガス。
- 非常に優れた冷媒性能を持ちますが、環境への影響が問題視されています。
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オゾン層破壊
- R22はオゾン層を破壊する物質(HCFC)に分類されており、モントリオール議定書に基づき段階的な生産と使用の廃止が決定されています。
R22使用エアコンのリスク
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メンテナンスの困難
- R22を使用するエアコンの修理には、リサイクル冷媒が必要ですが、入手困難な場合があります。
- 修理コストが高くなる可能性があります。
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環境負荷
- R22の漏洩はオゾン層の破壊に寄与し、地球温暖化にも影響を与えます。
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将来的な使用不可
- R22を使う機器は徐々に市場から淘汰されるため、設備更新の計画が必要です。
規制と廃止
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日本国内の規制
- 日本では、2020年にR22の製造・輸入が完全に禁止されています。
- 既存の機器については、リサイクルされたR22を使用することは可能ですが、供給量は減少しており、価格も上昇しています。
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国際的な規制
- 世界的にR22の製造・新規使用が規制され、環境に優しい代替冷媒(R410A、R32など)への移行が進んでいます。