水垢のメカニズム
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硬水の存在
- 水にはカルシウムイオン(Ca²⁺)やマグネシウムイオン(Mg²⁺)が含まれています。
- これらのミネラルが多く含まれる水を「硬水」と呼び、少ない水は「軟水」と呼びます。
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蒸発による濃縮
- 水が蒸発すると、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分は水中に残ります。
- この状態で濃縮され、固体の炭酸カルシウム(CaCO₃)や炭酸マグネシウム(MgCO₃)が形成されます。
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化学反応
- 水中の二酸化炭素(CO₂)と反応して、炭酸(H₂CO₃)が生成されます。
- 炭酸はさらに解離して炭酸イオン(CO₃²⁻)となり、カルシウムやマグネシウムと結びついて不溶性の炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムが生成されます。
- これが水垢の主成分です。
水垢が目立ちやすい場所
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キッチン
- シンクや蛇口周り:水滴が乾燥すると白っぽい水垢が残ります。
- 食器乾燥ラック:水切りの際にカルシウム成分が残りやすいです。
- 電気ポットやケトルの内側:高温で蒸発し、濃縮されたカルシウムが付着します。
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バスルーム
- シャワーヘッドや蛇口:水の飛沫が乾燥して固まります。
- ガラスのシャワードア:水滴が乾くと白っぽくなりやすいです。
- 浴槽の縁や排水口周り:石鹸カスと水垢が混ざり、頑固な汚れになります。
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洗面所
- 洗面ボウルや蛇口:手洗いや顔洗いの際の水滴が残ります。
- 鏡:水滴の跡が乾燥し、白い斑点になります。
水垢の落とし方
◯マグネシウム系水垢「金属石鹸」 対応洗剤:風呂職人、磨き職人 浸透に時間がかかるので、擦って汚れに傷をつける要領で塗布して放置。 風呂職人がオススメ。
石鹸カスだと思って削ったりゴシゴシやる方も多い。洗剤の使い方のセンスが出る。
対応洗剤:風呂職人
◯カルシウム系水垢「炭酸カルシウム」 酸をかけるとすぐに反応する。
層が溶けやすいので割と早く除去が可能。 無機酸が早い。泡になったらカルシウム。ならなかったら別の汚れ。カルキは塩素の事で、カルシウムではない。
対応洗剤:カルシウム汚れ職人
◯シリカ系水垢「二酸化ケイ素」 酸では溶けない。酸で余分なシリカ以外を除去するのは有効。 メインは研磨。 析出条件は水質が酸性、温度は低温。 高温アルカリを使用すると、水接着が起きる。
対応洗剤:水垢職人